2017/05/21 02:30
2016年クリスマスに横浜赤レンガ倉庫で行われたグループ展https://www.instagram.com/p/BOjDUsEAOGl/?taken-by=gohouen&hl=ja
は、総合的にみて無意味だった。作品も展示の仕方もばらばらで統一感がなくセンスを全く感じなかった。BALIでの展覧会の方が100倍もCOOLだといえる(プロ)。今回初めてあのような形(有料)で展覧会に参加てみたが多分最初で最後だと思う。
この展覧会はコンペの要素もあったが、選出された作品はどれもステレオタイプなもので、アート(芸術)というより小奇麗な工芸品という印象だった。参加作品の中には斬新で挑戦的な作品もあったが、それらは全く選出されていなかった事には驚いた。己自身が関った事のあるニュージーランド、インドネシア、UK、オランダなどの国々なら100%選出されることの無いものだった。
選出された作品数点をUKのギャラーリーに展示するということだが、UKのARTISTが見たらどう思うか容易に想像できる。
因みに自身の参加作品は「ベルゼブブ (Beelzebub) 」https://www.instagram.com/p/BOjA1m5gEJI/?taken-by=gohouen&hl=ja
この作品は、2007年にBALIに渡った頃(2度目の移住)の作品で、描き始めて終わってみればあのような作品に成っており、当時それを見たクロアチア人(共作有り)フォトグラファーの友人が非常に気に入って、タイトルが自然に湧いて来たということでそうなった。
旧約、新約聖書、アル;クルアーンなどに描かれるサタン(悪魔)は、元々最上級の天使だったとされており、非常に神に近い存在だったということもあって優秀、知的、上品なイメージだったのだろう。そう考えるとタイトルにピッタリのDEEPな作品に仕上がっている。
物事の本質をみる事のできない日本では、評価されることの無い作品だけど。
インドネシア(BaliやJakarta)のアートギャラリーやホテルなどの展覧会に参加(招待)する場合はインビテーションカード、カタログ、展覧会での飲食(酒類含む)、生バンドなど全てむこう持ちだったので、ARTIST側は作品以外は必要ないし作品の展示サイズを決められることもなく自由だった(それが本筋だろう)。自身の作品は1m以上の比較的大きなものが多い。
ただし作品自体がCOOLでないと展覧会参加は困難だ。超有名なアーティストを含め国内外から多くのアーティストが集い、石を投げれば当たる程アーティストのいるBaliでは非常に競争率が高い。
日本のアート世界は、全てにおいて非常にビジネス色が強い感じがする。それを許しているのも日本人なのだけれど。