2016/08/02 02:54
私はcontemporary artistであって書家ではない。
ただ純粋な一瞬を表現するために筆と墨を使って創作しているに過ぎない。
なぜなら、墨の黒は光の加減によっては白っぽく見えたり、様々な色を見ることができるし、通常の黒と違って非常にスピリチュアルでDEEPな雰囲気を漂わせている。
フデは一瞬の混じりけの無い動作の中で、複雑な形やグラディエーションを作り出すことができ、嘘偽りの無いその時の一瞬を永遠に閉じ込めることが可能だ。
これほど、スピリチュアルな世界を完璧に表現できるツールは無い。
魂を混じりけの無いまっさらにした状況を作り出し、不可視世界から降りて来たイメージを一瞬に表現しているので、良い字悪い字など全く関係ない。むしろ良い字を描こうと思うことが卑しく感じる。
何に対して、良い字悪い字なのか?純粋な表現
純粋に一瞬を表現したものは、全て混じりけの無い真実のみで、神(スーパーナチュラル)と繋がった証明。
私は書家ではないし、売るために、良い字が書けるまで書き続ける書家に興味も無い。
基本的に、字を書いているわけではないので。
商売人とcontemporary artistは、根本的に覚悟が違う。
contemporary artistとは、純粋にKOOL(時代のヘッジ)を追求してゆく者だと考えている。
清貧。
これからの時代は、西洋的合理主義の価値観から、確実にスピリチュアルの時代に移行して行く。
運命的に